能登半島地震で大きな被害を受けた高澤ろうそく店の再建起工式を行いました

2024年元旦におきた能登半島地震の被害によって、私たち高澤ろうそく店の建物は全壊被害となりました。
築100年をこえる大切な建物であり、国指定登録有形文化財でもあった伝統的な土蔵作りの商家の建物でした。
地震発災後すぐに再建することを決めておりました。これまで1年3カ月のあいだに、専門家による被害の調査などを行い、その調査結果をもとに再建方法について様々な話し合いを重ねてきました。
そして、令和7年5月7日に再建のため地鎮祭・起工式を行いました。
高澤ろうそく店の店舗再建にあたり、大きな方針としては、「修復による再建であること」です。建物を完全に解体することなく、使える部材は直して再建するということです。
おそらく、一度すべて解体してしまい、壊れてしまった部材は廃棄して新しい部材を使用して建物を建てたほうが、より早くそして簡単に立てることができるのではないかと思います。しかし私たちはその方法を選ぶことはしませんでした。
高澤ろうそく店の建物が木材を使った伝統的な建築物であるので、修復して建て直すことができる、と専門家の方からのお話しもありましたし、今回設計士として関わって下さっている高木信治さんから「何度でも蘇るところを見せましょう」という言葉があったからです。
能登のよいところの一つに豊かな里山と、そこに住む人たちの密接な関わり合いがあるということです。里山の周囲には黒瓦の大きな屋根をもった伝統的な木造の家がならぶ、能登らしい風景があります。
今回の能登半島地震では建物被害により、伝統的な木造建築が壊されていく姿をみてきました。今回私たちが建物再建にあたり、修復することで再建する道を選んだのは、月日を経た伝統的な木造建築は、地震被害を受けたとしても再建することはできる、という姿をお見せしたかったからです。
また、私たちの建物を再建することで木材修復の技術を継承してほしい、と考えたからです。
私たちの先人は大火事のあとで高澤ろうそく店の建物を立て直してきました。その姿が勇気を与えてくれます。
現在私たちの再建する取り組みが、100年後200年後に高澤ろうそく店を継承する人たちに勇気を与えられたら嬉しく思います。
築100年をこえる大切な建物であり、国指定登録有形文化財でもあった伝統的な土蔵作りの商家の建物でした。
地震発災後すぐに再建することを決めておりました。これまで1年3カ月のあいだに、専門家による被害の調査などを行い、その調査結果をもとに再建方法について様々な話し合いを重ねてきました。
そして、令和7年5月7日に再建のため地鎮祭・起工式を行いました。
高澤ろうそく店の店舗再建にあたり、大きな方針としては、「修復による再建であること」です。建物を完全に解体することなく、使える部材は直して再建するということです。
おそらく、一度すべて解体してしまい、壊れてしまった部材は廃棄して新しい部材を使用して建物を建てたほうが、より早くそして簡単に立てることができるのではないかと思います。しかし私たちはその方法を選ぶことはしませんでした。
高澤ろうそく店の建物が木材を使った伝統的な建築物であるので、修復して建て直すことができる、と専門家の方からのお話しもありましたし、今回設計士として関わって下さっている高木信治さんから「何度でも蘇るところを見せましょう」という言葉があったからです。
能登のよいところの一つに豊かな里山と、そこに住む人たちの密接な関わり合いがあるということです。里山の周囲には黒瓦の大きな屋根をもった伝統的な木造の家がならぶ、能登らしい風景があります。
今回の能登半島地震では建物被害により、伝統的な木造建築が壊されていく姿をみてきました。今回私たちが建物再建にあたり、修復することで再建する道を選んだのは、月日を経た伝統的な木造建築は、地震被害を受けたとしても再建することはできる、という姿をお見せしたかったからです。
また、私たちの建物を再建することで木材修復の技術を継承してほしい、と考えたからです。
私たちの先人は大火事のあとで高澤ろうそく店の建物を立て直してきました。その姿が勇気を与えてくれます。
現在私たちの再建する取り組みが、100年後200年後に高澤ろうそく店を継承する人たちに勇気を与えられたら嬉しく思います。