令和6年能登半島地震を受けて 1月11日
令和6年1月1日におきました能登半島地震に際して、たくさんのご心配をいただき感謝申し上げます。
弊社のSNSに寄せられました暖かい励ましのメッセージを、大変有難く拝読いたしております。これからも長く能登へのご支援をお願い申し上げます。
私たち高澤商店は少しずつ再始動へむけて動き出しています。
【お店のこと】
地震によって倒壊した店舗ですが、軒先部分は崩れ落ちてしまいましたが、母屋部分は完全に倒壊したわけではありません。しかし傾きがあり、度重なる余震によって少しずつ傾きが大きくなっているように思いました。
このままでは完全に倒壊してしまう、また隣家にもたいへんな迷惑をかけてしまいます。
同じ一本杉通りに事務所がある建築家の岡田翔太郎さんにこれ以上店舗の傾きを抑える方法はないか相談し、岡田さんもあちこちに相談をして下さり、木造建築の構造に大変詳しい(京都の清水寺の改修にも参加されているそうです)方とともに補強計画を立ててくれました。
翌日には、倒壊のおそれのある店舗での作業に断れつづける中、以前に大工仕事に来て下さった大工さん2人が来てくれました。岡田翔太郎さんもヘルメット姿で店舗内に入り、大工さんとともに角材を使った補強作業をしてくれています。先に書きました構造学の先生にオンラインで指導を受けながら、だそうです。
【製造工場のこと】
今週から出勤できる社員の皆さんで片付けを始めました。
和ろうそくを作るための木型や金属型、作業機械に大きな被害はないようです。また、建物そのものにも大きな被害はありませんでした。
作業機械の微調整や(いつもお願いしている機械屋さんがすぐ来てくれました!)、ろうそく型を検査したりと、まだまだですが少しずつ再始動に向かっております。
引き続き、能登に心を寄せて下さいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
株式会社高澤商店
代表取締役 高澤 久
2024.1.11