令和6年能登半島地震を受けて 8月31日 

 
いつも高澤ろうそくをご利用いただき、誠にありがとうございます。
今年の元旦におきました能登半島地震から、はや8か月が経とうとしています。地震被害で倒壊しました「高澤ろうそく店」の建物の状況などお知らせいたします。
 
【建物被害の詳細な調査】
高澤ろうそく店の本店の建物は、撤去することなく、再建することを目指しております。これは、地震発生直後に大工さんによって的確に建物補強がなされたことと、専門家の見立てにより、補修による再建は可能であることから、撤去することなく、今残っている建物を補修することを決断しております。
 
では、どのようにして補修を行うのか。
 
その計画を立てるため、もととなるための調査をこれまで行ってきました。
地震被害により本店の地面は大きく波打っております。平衡感覚が少し変になりそうなくらいです。また、建物そのものを形作っている木材にどれくらい破損しているのか、まずは調査が必要であるからです。
 
地盤を補強するためのボーリング調査を実施しました。
また、柱1本1本を採寸しつつ被害状況をすべて把握するための詳細な調査を行いました。
 
写真は地震発生直後に行った、建物内部の木材による補強です。
 
写真は地盤改良を行うためのボーリング調査です。
 
8月には、地盤調査、および建物調査の報告書がまとめられました。
いよいよこの後は具体的な設計の作業に入ります。調査を含めて、すべては高澤ろうそく店本店再建のための大切なステップです。1歩1歩、確実に前に進んでおります。
 
令和6年8月31日
株式会社高澤商店
代表取締役 高澤 久